インストラクター認定制度
ICLS北海道ではコースの質の維持を目的に,インストラクターの認定制度を施行している.
1.認定インストラクターとは
- 次項の基準を満たしたインストラクターは,コースで指導の技量や知識について評価を受けることができる.
- 評価に合格すればICLS北海道認定インストラクターとして登録される.
- 認定インストラクターはコース参加時に交通費と宿泊費が支給される.
- 認定インストラクターはコースでブース長を担当できる.
2.評価を受ける基準
- ICLS北海道の会員である.
- ICLSコースまたはそれに準ずるコースを受講している.
- ICLS北海道認定コースで4回以上指導している.
- 気道/除細動の両ブースでの指導経験がある.
- 指導者養成ワークショップを受講している.
例外)ICLSコース以外の心肺蘇生コース(ACLSなど)や道外のコースで十分な指導経験があるICLS北海道の会員については,事前に幹事会の承認を得れば上記の規準を満たさなくても評価を受けることができる.
3.評価法
- コースに参加する未認定インストラクターに評価基準を満たしているものがいる場合は,CDが事前に本人に評価を受ける意思があるかを確認する.
- 評価を受けるインストラクターはブースに配置される.
- スキルステーションでは気道と除細動の両方のブースで評価を受けられるようにCDが配慮する.
- チューターがICLS北海道が作成したチェックリストを用いて評価する.
- 認定の可否はブース長とCDの合議で行い,コース終了後に本人に結果を伝える.
- 認定が確定したらICLS北海道事務局のインスト認定担当者に連絡する.
- <インスト認定担当>
- 函館五稜郭病院麻酔科 仙石和文(kazusenchan@mac.com)
4.再評価
- 認定が保留された場合の再評価の時期は本人が決定する.
- 再評価はブース長とCDが行う.
5.認定の更新
- 2年間で4回以上、日本救急学会認定ICLSコースまたはAHA-ACLSコースで指導を行っていることを認定更新の条件とする.
- ICLS北海道認定コース以外のコースへの参加を更新の回数に加える場合は,その実績証をインスト認定担当者に提出する.
6.再認定
認定が失効した場合は下記の要領で再認定を受けることができる.
- 再認定を受けられる期間は認定されるか更新してから2年以内である.
- コースへはプレインストラクター(交通費/宿泊費の支給なし)として参加する.
- CDが事前に事務局のインスト認定担当者に連絡する.
- 評価は通常通り,CD,ブース長,チューターが行う.
7.名誉インスト制度
ICLS北海道に多大な貢献をした会員は,名誉インストとして規定回数のコース参加がなくても認定が永久に更新される.名誉インストの認定は幹事会の合議で行う.